この日は楽しみにしていた「香港飲茶点心厨房」へ。
ちょっと思い出日記。
初めての海外旅行が香港だった。
1994年のことです。
1993年に九龍城が解体されたけど、まだ、ディープ感満載の香港。
啓徳(カイタック)空港がまだ健在で、「香港カーブ」もしくは
「香港アプローチ」と言われる着陸を体験しました。
飛行機も初めてだったので、よくわかってなかったけど。
高層ビルをすり抜けるように、滑走路に降り立つ飛行機は
世界中で有名。
世界一着陸の難しい空港とも言われたり。
あの頃は背の高いマンション…とも言えないビルに、
波打つように洗濯物がかかっていたな。
中国返還後はその洗濯物もなくなった。
初海外だったので、いろんなことが心に焼き付いている。
あの時は返還前のイギリス領で、至る所がぼろかった。
これから開発が進むんだろうなぁっていう雰囲気で。
重慶大廈もボロボロで物騒に見えたし、悪の巣窟ぽかった。
ビルの前には白いターバンをした
インド人みたいな人たちがたくさんいて、
しつこく客引きをしていた。
移転予定のバードストリートも佐敦(ジョーダン)~油麻地(ヤウマティ)
辺りにあったし、テンプルストリートにある廟街(ミュウガイ)では
おじさま(おじいさま?)、おばさま(おばあさま?)たちが
広東オペラを披露してた。
独特の音色に異世界に来た気持ちになった。
タイガーバームガーデンも健在。
見学してたら、頭がグルグルして具合が悪くなった。
少し移動するとトタン屋根のボロボロのバラックが、人が住めるのかしらっ
ていう山の斜面にいくつも立っていたり。
赤柱(スタンレー)のマーケットもボロ小屋が立ってて、人もまばらだったけど、
今やおしゃれスポットになって、面影もない。
タイパックもジャンボもあって、キラキラド派手だった。
夜景観賞のディナークルーズでエビを食べすぎてお腹を壊し、
女人街(ノイヤンガイ)で、トイレを探して走り回った記憶。
ビルのトイレは頑丈に施錠してあって、鍵を持ってる人を探し出して
開けてもらわなければいけない。
広東語しか通用しない中、身振り手振りで鍵を開けてもらい、
トイレに入ったと思って安心したら、便座に腰も下ろせない、
恐ろしく汚れたトイレにご対面したのだった。
あまりの衝撃に「海外にはもう行かない」と思ったなぁ。
初一人旅💖も香港。
飲茶したときは、お店の人達がテーブルを囲んで、
「これは赤酢を付けて食べろ」とか、
「なんで一人で食事してるの?」」
とか、色々世話を焼いてくれた。
広東人はぶっきらぼうで怒ってるみたいなしゃべり方だけど、
面倒見がいいんだなぁとか思ったり。
ああ、懐かしい。
もう、あの香港を訪れることはできないと思うと、
ちょっと切ない…
お腹空いたので、ビールを飲みながらメニューを決めよう❗️
蒸した点心はたくさん食べられる、はず。
鶏の足(もみじ)も好きだけど、しゃぶりつくのは次回にしよう。
エビ蒸し餃子は必ず頼む一品。
チョンファンも大好き。
蜜汁叉焼がとても魅力的。
でも、相方と私は飲茶のメニュー選びに失敗して、
残念な末路になったことがあるので、慎重なのだ。
*点心は最後まで美味しく、きれいに食べきりたい。
これまた、チャーシューの乗った温泉卵付きライスが魅力的!
しかし、隣のテーブルの人が頼んでいるのを見てしまったら、
結構な米の量だった。
普通に丼なので、メインに良さそう。
ビール飲みながら、この後もビールを頼むだろうと頭をよぎる。
米は無理だと判断し、諦めよう✨
「海老蒸し餃子」
エビがプリプリで美味しいですね。
「大根餅のXO醬炒め」
こちらは香ばしくって美味しかった。
量があるなぁと思ったけど、パクパク箸が進む。
ワンタンが見えないけど「ワンタン麺」
ワシワシの食感と、長~い麺。
麺の下は大ぶりのワンタンが4個
プリプリのエビが入ってて美味しかった〜
でも、スープはわたしにはいまいちでした。
「豚肉と海老入り蒸し焼売」
こちらもプリプリの海老が入ってる。
絶対頼んだ方がいい焼売です。
野菜が入ってるので、シャキシャキ食感が良い。
湯葉巻きも頼む確率高いなぁ。
「蒸し野菜饅頭」
相方のご指名で頼んだけど、卓上のチリソースのようなものを
付けながらいただいたら、より美味しかった。
「チャーシュー入り蒸しチョンファン」
チョンファンは3種類で、牛肉、えび、チャーシュー。
こちらでチャーシューを頼みました。
デザートに「マンゴープリン」。
マンゴーの果肉も入ってる優しい味のプリンでした。
香港飲茶点心厨房
住 所:東京都港区六本木6-8-15 第二五月ビル2F
営業時間:月~金 11:30~15:00/17:00~23:00
土日祝 11:30~15:00/17:00~22:00
定休日 :不定日